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先程のシャオリーさんへのレスの中で、現在の日本で模型小売店がどんどん少なくなってい
る現状に関して言及しましたが、私は小売店の無為無策が今の現状を生んだと言っている訳で
はありません。
例えばプラモデル最盛期の1960年代から現在まで、全てのメーカーと全ての模型小売店
が最良の方策で最大限の努力をしてきたとしても、ドラスティックに変わる世相…技術や文化
や価値観や趣味のシーンの中で、プラモデルが占める売上高は大きく確実に低下したであろう
事は否めません。子供達の玩具は、服装や食文化と同じく歴史の中で次々と主役主流の座を変
えながら流れ、変転しています。つつましい和服や一汁一菜の食事が多分二度と日本人の主流
にならないのと同じように、またベーゴマや凧揚げやビー玉遊びが多分二度と子供の遊びの主
流に戻る事が無いように、子供たちがアニメやパーソナルゲーム機やパソコンに費やす趣味の
時間を再びプラモデルに費やす事は無いでしょう。
これはこよなくプラモデルを愛すると自負する私にとっても、切ない実感です。
例え日本中の模型屋さんがおしゃれな模型サロンと化しても、それで今の流れが変えられる
とは思っていません。
また模型店の問題は商品のジャンルというだけでなく、小売店という形態そのものが直面す
る問題そのものの側面もあります。
模型店と同じように、文房具屋さんやおかし屋さんや町の電気屋さんなど、コンビニや大型
量販店に押されて、決して市場そのものが縮小しているのではないにも関わらず個人商店の経
営が厳しくなっているジャンルがあるという事も重要です。
そもそも1個の粗利が数百円から千円、二千円。高額のラジコン商品でさえ1万円の儲けが
出るのは稀である模型という商品は、基本的に子供たちが大量に消費しなければ成り立ちにく
く、その子供達の購買頻度が極端に落ち込んでいるプラモデルが、今では高額の大人向け商品
に活路を見出しつつある事実もまた、将来的な拡大発展は見込めない事を物語っているようで
もあります。
しかしそんな中で、プラモデルという切り口で子供達に接するチャンスのある私は、模型作
りの楽しさを知れば、まだまだ子供の好奇心も捨てたものではない…というか、本来人間の持
っている物作りの本性のようなものを感じないわけにはいきません。
今メーカーさんや、模型屋さんや、模型ファンに出来る事は、子供達が少しでもそういった
模型作りの楽しさに接しられる機会を増やしてあげる事だと思っています。
模型ファン人口が今後先細りになるのではなく、一時期に比べて大きく減少したものの、あ
る程度のレベルで安定した模型人口をキープする事は可能だと思っています。
その為の最低限の課題は、如何に子供達が新たな模型ファンとして安定してこの趣味世界に
参入してきてくれるかだと思っています。
ガンプラという稀有なジャンルがある事はその一つのきっかけですが、それだけに頼らない
もっと別なきっかけ作りは、まだまだ色々な局面で色々な人たちが担える可能性があると信じ
ています。
「ほら、自動車の模型って中々いいだろう。」「動くプラモデルって結構楽しいでしょう?」
「船の模型にはロマンがあるんだよ。」etc、etc…。
先の書き込みで私が言及した事には、こういった思いが根底にあったことを補足しておきま
すね。
http://home.s00.itscom.net/nekonii/index.htm
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